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  野火止陣屋 埼玉県新座市野火止  2014.8.30 訪問
 〜 築城者 松平輝定 築城年 18世紀初頭(1704年?) 廃城年 不明 遺構 土塁 〜
野火止陣屋は、現在の埼玉県新座市の「睡足軒(すいそくけん)の森」(国指定天然記念物平林寺境内林の一部に位置している。この辺りは江戸時代に、上野の国高崎藩松平右京大夫家が飛び地として野火止・北野・菅沢・西堀・大和田の五か村を支配していた時、高崎藩の陣屋、野火止陣屋が置かれていた。陣屋は、高崎城主が旧大和田地区の知行のためと、平林寺を守るために武士を住みつかせたもの。陣屋掘りや平林寺掘りは、地形の関係から築堤して用水を引き入れている。(現地に設置されている、「新座市睡足軒の森」、「野火止用水陣屋掘り」などの案内板より抜粋・編集)
JR武蔵野線「新座」駅より歩いた。平林寺を目指して行けばわかりやすい。  松平信綱公が1655年に玉川上水から野火止用水を引き、生活用水を供給し荒野の開発を行った。
        
 「睡足軒の森」入口…ここに野火止陣屋が置かれていた由。
 
睡足軒の森の悦明 睡足軒入り口右側(通りに面した場所)の土塁と思われる場所(確証はないが)
    
 バス通り沿いの塀に面した築堤
 
 先ほどの写真と同じ部分  少し、北の方に戻って、手延べうどんの店のところがバス停…ここを東の方向へ3分ほど歩くと、右側の写真の「野火止用水陣屋掘」の案内板。
     
 先ほどの看板の後方(左)、反対側(バス通り方向ー中央の写真)、後方の場所を、右に回り込んで撮影(右)…
     
 これらは最初は陣屋の土塁かと思ったが、どうやら用水の堀(陣屋掘り)で、漏水しないように、しっかりと築堤しているようだ。…即ち、陣屋としての防御的機能はないのでは?…位置的にも先ほどの睡足軒とはずいぶん離れている。  
     
 先ほどの案内板の後方の築堤
 
 平林寺…睡足軒の対面 岩槻城主太田備中守が開基。その後大河内松平家の霊廟となり、幕府の老中で川越藩主となった松平信綱の遺言により、その子輝綱によって1663年岩槻から野火止の地に伽藍が移築された。武蔵野の面影を残す13万坪の境内林は昭和43年に国指定天然記念物になった。(入場時入手のパンフより) 
     
    島原の乱を松平信綱が収めたことからここに「島原の乱供養塔」が設置された。
   
 
     
アクセス
JR武蔵野線新座駅から徒歩約20分、或はバスは、新座駅、東武東上線の朝霞台、志木駅からバス便もあり。

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