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  原城 長崎県南島原市 2024.3.13 訪問
 ~ 築城者 有馬晴信 築城年 1599年~1604年 主な城主 (松倉氏、高力氏、松平氏) 廃城年 明治9年(1878) 遺構 多門櫓跡 本丸門跡、隅櫓跡 国指定史跡 世界文化遺産 ~
原城は肥前有馬氏の本城であった日野江城の支城として、1599年から1604年にかけ有馬晴信が築いた城郭です。島原半島南東部の海に面した丘陵に立地しており、本丸のほか二ノ丸、三ノ丸、鳩山出丸、天草丸などの曲輪で構成されます。全体的には土造り曲輪が並立する中世的な構造をベースとしながら、本丸のみは総石垣造りで近世初頭頃の城郭の様相となっています。本丸には櫓台や、複数の門を伴う巨大な虎口(出入口)が設けられ、礎石建ちの瓦葺き建物がありました。1612年の晴信の失脚、1614年の有馬直純の日向転封を経て一時天領となった後、松倉氏の支配となりますが、1618年の島原城築城開始に伴って廃城となりました。その後、1627年から1638年にかけて起こった島原・天草一揆では、廃城となっていた原城が一揆勢の籠城の拠点となりました。

(南島原市教育委員会世界遺産推進室制作のパンフレット「世界文化遺産原城跡」より、説明文を引用。させていただきました。