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 地域・都道府県別年代別日本百名城国宝・世界遺産現存天守12名城
  御前原城(ごぜんばらじょう) 栃木県矢板市早川町174 2018.11.28 訪問
 〜 築城者 塩谷朝業? 築城年 12世紀末ごろ? 主な城主 塩谷氏 廃城年 正保元年(1644年) 遺構 土塁、堀、郭、虎口 〜
御前原城跡は、1963年(昭和38年)に国道4号矢板バイパスの路線決定により中心部を通過するルートが示され、大きな保存運動となり栃木県知事の裁定から、路線変更となって城跡が守られた経緯があります。国道4号矢板バイパス開通後の周辺開発により、主郭部と虎口部は、昭和41年に県指定文化財となって保存されています。1989年・1990年(平成元年・2年)に矢板市教育委員会が史跡整備の基礎資料を得るために発掘調査を実施しています。
御前原城跡は、古くは中村城跡と友呼ばれていた城跡で、鎌倉幕府が成立した1192年(建久3年)頃、塩谷北部地域を治めていた塩谷朝義(ともよし)に跡継ぎの子が無かったことから宇都宮朝綱の孫である朝業が養子となり、この御前原城跡を本拠地としたと伝えられていますが、発掘調査の年代とは約200年の年代差があり、考古学年代は1400年を中心とする頃と考えられています。
(栃木県教育委員会・矢板市教育委員会が平成23年3月に現地に設置の案内板「御前原城跡(栃木県指定文化財・史跡)より、抜粋・引用させていただきました。)
 JR宇都宮線「矢板」駅から、コミュニティーバスもあるが、便数が極端に少なく、徒歩かタクシーがおすすめ!因みに、駅から城跡までは直線距離で2.4km…地図の右下に「早川町」とあるところが城跡のある場所。ここはシャープの栃木工場のある場所であり、地名もそこから来たのか? 「木幡神社」…川崎城跡から東に歩いてきたが、御前原城の手前にこの神社がある(左の地図参照)。
 前方の交差点を右折して、「御前原城跡」を目指す…
 この辺は、すでにシャープ村だが、その中に、御前原城の主郭部が残る…  シャープの工場街のあいだを進むと、右手に「御前原城跡」の石碑・道標が出てきた…主郭の北側虎口に当たるところだろう!
 右手に、御前原城跡(市立公園)の外側の土塁が…内側に堀が廻る。
城跡碑・道標のところを入って、道路側を振り返り見る…北側虎口(図面では、北出入り口と標記)と思われる。通路両側の土塁が結構大きい。案内板によれば、主郭部と土塁頂部の比高差は1.9 2.9mある由。 北側虎口の通路(土橋)から、西側の4堀底を見る…
     
今度は、東側の堀底を見る…
 
 北土塁の、北側虎口の西側部分…右の図面の現在地辺りから撮影。  北出入り口から入って、現在地のところに来た…そこにあった案内板から縄張図を拝借 
 北西の角を目指して歩く…写真は、北側を見る。どちらを見ても SHARP のロゴが。
 西側の土塁上に上がる…このように主郭の周囲を堀が廻る。  西側を土塁越しに見る…
     
 南土塁側を見る…堀の向こう側にはシャープの建物群が。
 
 南土塁と南出入口が見える…  南土塁上から南堀の底を見下ろす…
  
 南土塁から東土塁方向に進み、西方向の堀底を見る…
 
 郭の外周に沿って、南側から東側の土塁を見る…  麻疹地蔵尊…
 麻疹地蔵尊…  御前原城全体見取り図…麻疹地蔵尊の隣にあった。  案内地図にあった「庭園跡」の部分…東側のSHARP の建物が見える。
     
アクセスJR宇都宮線「矢板」駅から矢板市営バス(便数は少ない)、或いは、タクシーか徒歩。矢板駅から直線距離で2.2km
 ※ ユーチューブに「御前原(御前原)城 栃木県矢板市」を投稿しました。ここをクリックしてユーチューブのページにジャンプしてご覧ください!

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