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地域・都道府県別年代別日本百名城国宝・世界遺産現存天守12名城 
 古尾谷城 埼玉県川越市古谷上   2016.5.5 訪問
 〜 築城者 古尾谷氏 築城年 鎌倉時代 主な城主 古尾谷氏、仲氏 廃城年 16世紀後半? 遺構 水堀・空堀・土塁 現状 善仲寺  〜
 善仲寺は、古尾谷氏あるいは仲氏の開山と言われている。ここ善仲寺が古尾谷氏の館跡(古尾谷城)とは言われているらしいが、築城主或は築城年代もはっきりとはしていない模様。JR川越線の南古谷駅から北方向へ約30分歩くと、伊佐沼がありそれを目指して先ずは歩くといいだろう。城郭(館跡)の立地は中世の城郭としては、比較的平坦な場所にあるし、大規模な掘・土塁があったとの資料もないようだ。しかし、居館として考えれば立派な居館跡とは言えるのでは。本堂裏の藪の中には、それなりの空堀と、今でも水をたたえた立派な水堀もありました。しかし、藪の中は、多少は整備された時期もあったのか、入れないほどではなかった。本堂北側の土塁の残存もあったが、少し高くなっている部分もあり物見台的な役割もあったのか。(「古尾谷城/城郭図鑑」を参考にさせていただきました)
 JR川越線「南古谷」下車徒歩約30分…先ずは、伊佐沼を目指す  「南古谷」駅から北方にまっすぐ進むと、伊佐沼(左の写真)へ…ここから右方向の古谷上地区の善仲寺(右の写真)は簡単には見つからず、地元の人に聞いてようやくわかった次第(国道16号線の近くであった) 
     
 善仲寺…由緒がわかる説明板などはなかったが、古尾谷氏或は仲氏の開山と言われている  善仲寺山門…
    
 本堂…この裏手に水堀・空堀を残す藪がある…
 
本堂すぐ裏の場所から藪方向を覗くと水堀が…  藪の端部分にあった土塁の残存と思われるところ…少し盛り上がっているところがある  藪の中へ入る…意外と整備されている(蜘蛛の巣にも虫にも悩まされず入れた)
 左の写真は竹がいっぱいだったので、上から見下ろすだけにして、少し先に行くと、左下の写真の平坦な場所に出た。そこから、右側(南方向)を降りて、右の写真の堀底に出た…広い緩やかな空堀のようだ。
     
 少し平坦な場所…右側に空堀が
 
 引き続き、堀底道を歩く…右の土塁の先に、更なる堀が(二重掘り)  途中から、北側(本堂側)への空堀があり、そこを上がり、本堂の裏側の場所にあたる空堀に出て、最初に入ってきた方向を目指して歩く…二重掘りとなっているようだ 
右下の写真の場所から、若干北側に出て本堂側を見る…最初に見た水堀が、今度は藪の中から見ることになる  上の写真の続きのところ…この辺で端の部分か…
  
 本堂の裏手で、水堀が見える…
 
 北側に出た…コンクリートで固めた溝、全く改変されているが、水堀の遺構らしい 左上の写真の場所から、再び北側寄りに出て、最初の(外側の)空堀の上に出る…この角度からだときれいな空堀に見える
     
 こちらも同様の水堀の名残か…上の写真の続きに当たる部分
 
 右の写真の突き当り部分(西端)から南方向を見る…200m位はあるか?  東西の水堀跡…現コンクリートの水路になっている
     
古尾谷城のある善仲寺裏の竹林を見る…
 
アクセス:JR川越線「南古谷」駅下車、北方向へ徒歩約30分

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