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  座喜味城 沖縄県中頭郡読谷村 2023.3.5 訪問
 ~ 築城者 護佐丸 築城年 15世紀初頭 廃城年 16世紀 遺構 石垣、郭  その他 国の史跡、世界遺産(琉球王国のグスク及び関連遺産群)、続日本100名城 ~
座喜味城は琉球王国が日本、中国、東南アジア諸国との交易を通して繫栄した15世紀初頭、築城の名人と言われた読谷山按司護佐丸によって築かれたと言われています。標高120m余の丘陵に立地しており、最も高いところからは読谷村のほぼ全域を眺望することができます。座喜味城跡の城壁を上空から見ると、いくつもの曲線が組み合わされるようにできています。この曲線構造は現在の黒部ダムのようなアーチ式ダムの構造に似ており当時の築城技術の高さを感じることができます。門は中央にくさび石をはめて2つの石をかみ合わせることで造られている石造アーチ門が特徴で、くさび石を用いる方法は、他のグスクには見られません。また、石材は当該丘陵では産出しない琉球石灰岩が使われ、その積み方は、「布積」を主としていますが、場所にによっては「相方積」や「野面積」が用いられるなど、沖縄県内のグスクの主要な石炭技術を全て見ることができます。座喜味城遺跡は、1945年の沖縄戦中には日本軍の高射砲陣地として利用されました。戦後になると米軍のレーダー基地が設置されましたが、1956年に琉球政府の重要文化財に指定され、日本復帰の1972年には国指定史跡となり、1973年から1985年の間に城跡の発掘調査や復元工事が進められて現在に至っています。そして2000年には「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の資産の一つとして世界遺産に登録されました。
…入城時入手のパンフレット「座喜味城跡」より説明文を拝借・引用致しました。