よしおば30

Welcome to New Yoshioba30's Homepage

全国城めぐりネット

トップページ(Top Page)
 地域・都道府県別年代別日本百名城国宝・世界遺産現存天守12名城
   勝連城 沖縄県うるま市勝連南風原 2023.3.5 訪問
 ~ 築城者 勝連按司 築城年 13世紀? 廃城年 1458年 遺構 石垣、郭  その他 国の史跡、世界遺産(琉球王国のグスク及び関連遺産群) ~
勝連城跡は、勝連半島にある標高約98mの小高い丘に築かれた東西に細長いグスクで、五つの曲輪からなり、各曲輪の城壁は琉球石灰岩の切石を使って曲線状に築かれています。丘陵西側の最も高い曲線が一の曲輪で、その東側に二の曲輪、三の曲輪、四の曲輪と階段状に低くなり、東の曲輪は再び高くなっています。
 出土遺物は豊富で、中国産の陶磁器が多量に出土しているほか、東南アジア産の陶磁器類、朝鮮の磁器、大和系の瓦が出土しており日本や中国、東南アジアと貿易をしていたことが発掘調査によって明らかにされています。これらの出土品から、12~13世紀に築城されたと考えられています。
 琉球最古の歌謡集である「おもしろさうし」には、勝連を日本本土の鎌倉にたとえた歌謡をはじめ、繁栄していた様子を示す歌謡が数多く残されています。
 丘陵上に築かれたグスクは、北は金武湾を囲む北部の山々やうるま市の島しょ地域の島々が見え、南は知念半島や中城湾、世界遺産の中城城跡が一望できる景勝地となっています。
 勝連城跡は、昭和47年(1972年)に国指定史跡に指定され、平成12年(2000年)に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして、首里城跡などとともにユネスコの世界遺産に登録されました。昭和52年度(1977年)から保存整備事業により城郭内の整備が行われ、現在も城壁の石積み等の整備が進められています。
…入城時入手のパンフレット世界遺産「勝連城跡」より、「勝連城跡とは」の説明文を拝借・引用致しました。