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牛久城  茨城県牛久市城中町  2016.6.23 訪問お知らせ

 ~ 築城者 岡見氏 築城年 16世紀半ば(1550年頃) 主な城主 岡見氏、由良氏 廃城年 1621年 遺構 土塁 空堀、曲輪、土橋 現状 山林・宅地 ~
牛久城は城主の岡見氏によって天文後半(1550年頃)に築造された。この城は、戦国期に築かれた東国の城の特徴を持ち、本丸がある城山には石垣や天守閣を持たない典型的な遺構を残している。ここは、小田原北条氏と佐竹氏との境目にあり、三方を沼に囲まれた平山に北城流の築城技術を取り入れて造られた極めて頑強な城になっている。下妻の多賀谷氏によって岡見氏の有力支城である矢田部城と足高城は落城したが、牛久城は同盟する布川城の豊島氏、小金城の高木氏などの援軍を得て守り切った。牛久城は、天正18年(1590年)に豊臣秀吉軍の東国攻めにより開城した。その後、秀吉は由良国繁を牛久城主としたが、関ケ合戦後の元和9年(1623年)に牛久城は廃城になった。(牛久市教育委員会が現地産のあるに設置の案内板より)
常磐線 牛久駅西口からバスもあるが本数が極めて少なく、筆者は歩くことにした。徒歩だと約30分で最寄りの特別養護老人ホーム「元気館」まで行けるはず…右の概略図で、6号線(水戸街道)を南下して竜ケ崎市の手前の根小屋川を渡る道路へ右折する。この辺は、牛久城よりも河童のふるさととして有名らしく、河童の関係の道標はあちこちにあるが牛久城については、ほとんど案内板らしきものがなかった。 
        
 元気館の反対側の小高い山が牛久城跡のある小山。この辺は道標もなく入口を探しあぐねたが、地元の親切なおばあさんが教えてくれた。感謝。
 
 後で気が付いたのだが、特養「元気館」を通り過ぎて暫く行くと、下の写真の道標が見えてくる(下の写真の奥が水戸街道)…通路を覗くと比較的歩きやすそうであった。 左の写真の正規の入り口ではなく、畦道を通り、城跡のある山の麓に向かった。…このような平坦な場所が道路から見えた。
     
この縄張り図も、ぐるりと回って、ほとんど最後に三の丸のところで見つけた案内板(説明と縄張り図)にあったもの…下の矢印部分から、朱色で記したルートで、二の丸→本丸→三の丸 戸の順に回った。  左の図の矢印部分から上がり、腰郭的なところを北方向へ行く…
       
 腰曲輪を左方向へ歩く…①の地点
 
 右の写真のところから、空堀を見て北方向へ進む… ②の地点…空堀を跨ぐところで、土橋が見える…
     
 土橋を跨ぐ…この辺の堀は浅い
 
二の丸の下の腰曲輪への土橋…ここの堀は結構深い ③ 土橋上から堀底(左側)を見る…
   
 土橋の端から、二の丸の下の腰越曲輪を見るが、ここで内部には入らず、取り巻く空堀へ行く…④
 
結構大きな堀だ、これでも整備された跡がうかがえる… 先ほどの写真(左下)のところから右に行くと、ほぼ行き止まりでここから二の丸へよじ登る…
  
 この先で屈曲しているようだ…⑤
 
 二の丸にたどり着いた…結構広い。この後行く本丸よりも広いかも。⑥ 上の写真のところから下を見下ろす…
     
二の丸の東側の土塁に上がり、下の腰郭的なところを見下ろす…
 
 虎口から腰曲輪に出て…   二の丸の北西の角の虎口部分を内側から見る… 
     
 虎口を腰曲輪側から見る(奥が二の丸)…
 
 ⑦ 腰曲輪と言えどもかなり広いですね…  竹藪の間の小路を通り本丸へ…
     
 本丸に続く小路…
 
 右の写真の土橋上下を見下ろす…  ⑧の部分。この土橋を超えるとすぐ本丸だ… 
     
 本丸部分に出た…⑨
 
 この先は空堀への入り口部分に当たる…ここはひょっとしたら改変された部分か?  本丸の南端部辺りにあった小さな社…
     
 北方向へ行くと虎口的な場所が見えて来た…左の写真
 
 上の写真の虎口的な部分から中をのぞく…  ここは三の丸の北東角の部分…ここでようやく縄張図を発見。全体像が今更ながらわかって来た… 
     
 根小屋地区に降りて、北方向へ歩く…
 
 三の丸の奥へ行く…  どんどん歩いていくと、空堀に遭遇…右の写真
     
 林間の道を歩いていくと、再び大きな堀を超えて…
     
 最初にの土橋のところに戻って来た…
 
 牛久城跡からは少し離れた場所(得月院の近く)にあった「大手門跡」。石碑・案内板位しか残っていないが、雰囲気は残るか?  
     
 大手門跡の説明板…ここが大手門だとすると城域はかなり広いとゆうことになるが。
 
アクセス:常磐線牛久駅から徒歩だと約30分。バス便もあるが、1日数本程度であり役に立たない。
※「牛久城ー茨城牛久市」をYouTubeにアップしました。こちらからYou Tube のページにジャンプして、ご覧ください。

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