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 地域・都道府県別年代別日本百名城国宝・世界遺産現存天守12名城
  土気城(とけじょう) 千葉県緑区土気町829番地 2014.9.9 訪問
 〜 築城者 大野東人? 築城年 奈良時代(神亀年間?) 主な城主 大野東人、千葉氏、土気太郎、畠山重康、酒井氏 廃城年 天正18年(1590年)遺構 土塁、切通し、空堀、郭 〜
土気城は、平安時代の鎮守府将軍であった、大野東人(おおのあずまびと)が東北地方の蝦夷に対する軍事的拠点の一つとして築いたものと伝えられている。その後、1488年(長享2年)中野城主であった酒井定隆がこの城を修復して入城し、以後、5代-約100年間に亘って酒井氏の居城として上総の地に君臨した。城は、鹿島川や村田川の水源となっている標高90mを超える台地上に、その急峻な地形を利用して築かれ、難攻不落の名城として知られていたが、1590年(天正18年)豊臣秀吉の房総攻めの際に敗れ、廃城となった。本丸、二の丸などの城の中核となる部分は現在、ほかの施設になっており(注:案内板ではJAL研修センターとなっているが現状は高齢者専用住宅「ひまわりの郷」となっている。後述参照)、部分的な改変は有るものの全体の保存状態は良好で戦国時代の城郭の形態をよく残している。(平成9年3月に 千葉市教育委員会が 現地に設置の案内板より抜粋・編集)
JR外房線土気駅 ここから徒歩10分との情報もあったが実際に歩くと、20〜25分ぐらいかかった。「ひまわりの郷」の介護士さんが車いすを押して来られたので、土気城址の場所聞いたら、うちの施設が城址ですよ、と親切に教えてもらった。感謝!…少し歩いたら、成程、電柱にこの看板があった!以前の情報にあった、JALの研修施設は「ひまわりの郷」に替わっていた!ここを目指してゆけばよいようだ!  前方に見える森が、貴船大明神のある小山。この辺も、縄張り図によれば、三の丸の一部であるが、住宅化が進み、空堀。土塁があまり確認できない。
 貴船大明神に上がるの階段の横に「貴船城(土気古城)」の石碑が置かれていた。神亀元年(724年)蝦夷の侵入に備えて、陸奥の国に多賀城を築き、土気に金城又は貴船城と呼ばれる砦を築いたと言われている。  三の丸の虎口と思われる場所、土塁上に建ち、その下に貴船城碑がある(左の写真) 祠に「扉は御自由に開いて参拝して下さい」との札が掛かっていたので開けてみた…
     
 土塁を降りて、いわゆる大手道的なところ。前方が三の丸〜二の丸!  土塁の横の空堀部分だが、この藪ではとても入っていけない!…深さ5-6m、幅6-7mほどある。 大手道の片側に残る土塁…
     
 これらも、大手道の両側の空堀…結構深そうだが藪で、入れない!   三の丸〜二の丸方向へ歩く…
     
 この地図の「現在地」のところにある千葉市教育委員会が平成9年に設置の、「土岐城跡」の説明看板より抜粋。空堀を経て、二の丸〜本丸方向へ進む…  「ひまわりの郷」の入り口部分の空堀部分…ガードレールの内部が堀部分。この土橋部分の左にも堀跡があるが、ここほどはすっきりしていない!
     
 先ほどの土橋から、左側の空堀部分を見る
 
  「ひまわりの郷」入口。…以前は、ここがJAL研修センターだった? 土橋から右側の通路に面した土塁?   回り込んで、本丸と二の丸の間の通路を歩く…
本丸に向かう通路の右側、二の丸部分…テニスコートと、芝生広場?
      
  「ひまわりの郷」…正面玄関から入ったところ。こまでは多くの人たちが出入りしている!  「ひまわりの郷」内側から外への通路…
        
  正面の門を出たところに、この看板が…「土気城址」と明示している…
 
 本丸と二の丸の間の通路…右側が先ほどのテニスコート・芝生部分  「ひまわりの郷」の右側の「本丸」部分…立ち入り禁止だが、垣間見える範囲では、庭園としか見えなかった。   左の写真の本丸の右側の通路…
   このような切通が続く…   薄暗い急坂に「クラン坂」と呼ばれる切通し…とにかくすごい切通し、自然の要害ですね!この土塁の向こう側は深い谷(次の写真参照)
     
 
 クラン坂の土塁の外側…自然の要害的谷  クラン坂の通路をしばらく行くと、突き当りは三叉路となっている。(右の写真)…右側は外房線の線路を超える通路。
  突き当りの左側…   突き当りを右側に行くと線路をまたぐ橋が見えてきた…  土橋上から右側の線路を見る…
アクセスJR外房線「土気」駅から徒歩20-25分
 ※「土気城ー千葉県千葉市緑区 蝦夷に対する備えとして奈良時代に築城?」をYouTubeにアップしました。こちらからYou Tube のページにジャンプして、ご覧ください。

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