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年代別日本百名城国宝・世界遺産現存天守12名城

高幡城 東京都日野市高幡 1st 2015.3.12、2nd 2017.2.15 訪問

〜 築城者 不明  築城年 不明(室町時代以前?)  主な城主 不明(平山、高幡?) 廃城年 不明 遺構 郭、土塁、空堀  現況 高幡山金剛寺裏山の不動ヶ岡に位置する 〜 
 高幡城については、資料は殆どない。『日本城郭大系』によると、分倍河原の戦いのなかの立河原合戦(関東公方足利俊成と関東管領山内上杉氏・扇谷上杉氏が戦った)で敗れた上杉憲秋は高幡不動まで逃げてきて自刃している。この点から、すでにこのころには高幡城はあったと思われる。城址は小さい山(標高 130m位)の尾根に沿って3つの郭があったと推測されている。築城は室町時代以前で、その後千石時代までは使用されたと思われる。後北条氏が本格的にこの地域を支配していた時代には檜原城を本拠としていた平山氏が高幡一帯を治めていた模様。現在は、国宝高幡不動尊の浦山にあるが、この金剛寺は新選組の土方歳三の菩提寺である。墓地には多くの土方姓の立派な墓があったが土方歳三の墓は、市内石田の、石田寺(せきでんじ)にあります。石田寺は高幡山金剛寺の末寺。金剛寺には土方歳三の銅像があります。
高幡不動尊金剛寺 奥殿(寺宝展)…不動明王など重要文化財が安置 今回も余湖クンのホームページより鳥瞰図を拝借しました、感謝。図の3(3郭)の左方向から上がってきた…
  
 五重塔…平安時代初期の様式で建てられた塔。塔高40m。
 
 3郭と2郭の間の堀切…この階段を上がり、2郭〜1郭へと続く  3郭辺りから来た方向を見る…浅川の河原がわずかに見える 
     
 左の写真の標示版の拡大…
 
 2郭…  2郭から1郭(本丸)方向を見る…下の段に降りる通路のようなところが。竪堀の痕跡かも? 
     
 南側の下の段に降りる通路…これは後世にできた通路か?
 
 この上の1郭に通じる竪堀の跡との説がある…確かにそういわれれば
     
 更に下の段への通路…
 
 再び、1郭のある尾根上に行く。2郭だろう… 
     
 眼下に高幡不動駅…右端には多摩都市モノレールが見える
 
 周囲の帯郭的なところにあった土塁の残存(?)… 
     
ここは馬場跡か?
 
 再び本丸のある尾根の下に来た…竪堀の名残のところが左の写真  
     
 本丸址の標示…この上が本丸の尾根
 
 改めて北方向の3郭から高幡不動方向へ尾根上を歩く…  ここも郭の跡らしい… 
     
土方歳三の銅像…近くの菩提寺吉田寺には墓所もある
 
 浅川に架かる高幡橋上より高幡城址を見る…左端に金剛寺の五重の塔が 左の写真は日野市指定史跡「近藤勇・土方歳三顕彰碑」の説明板。右の写真がその石碑。両氏がこの地域の出身であったことから、ここに顕彰碑を建立したもの。 
     
アクセス:京王線・多摩都市モノレール「高幡不動」駅から徒歩約5分で登山口
                                              

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