よしおば30

Welcome to New Yoshioba30's Homepage

全国城めぐりネット

 地域・都道府県別年代別日本百名城国宝・世界遺産現存天守12名城
  岩櫃城(いわびつじょう) 群馬県吾妻郡東吾妻町 2014.10.1 訪問
 〜 築城者 斉藤憲行 築城年 応永12年(1405年) 主な城主 斉藤氏、真田氏 廃城年 慶長19年(1615年)遺構 土塁、空堀、郭 〜
岩櫃城は岩櫃山(標高802m)の中腹東面に築かれた典型的な中世の山城であり、山頂より約200m低い場所に本丸・二の丸・中城があり、これらを中心に広い範囲で竪堀や曲輪が点在します。岩櫃城はその築城時期や築城者については定かではないが、文献によれば南北朝の時代に初めて岩櫃城主吾妻太郎行盛の名が登場します。行盛は、南朝方の豪族里見氏に攻められ自害したと伝えられています。その後行盛の子憲行が関東管領上杉氏の支援によって岩櫃城を奪回し、その後、斉藤越前守憲広(基国)まで6代にわたる東吾妻支配の本拠となりました。戦国時代の上州は甲斐武田氏、越前上杉氏、小田原北条氏による支配権争いが繰り広げられ、永禄6年(1563)斉藤越前守憲広(基国)の本城であった岩櫃城は武田信玄の家臣である真田幸隆の手によって落城し、武田氏の西上野支配が確立しました。武田氏の滅亡後この地は真田氏の支配となり、岩櫃城は信州上田城から上州沼田城を結ぶ真田道の中間地点として重要な位置を占めることとなりました。徳川幕府開設後も吾妻地域は真田氏の支配となりましたが、徳川家康による「一国一城令」に伴い、慶長19年真田信幸は城下町を現在の原町に移し岩櫃城を破却し、岩殿城、久能山城と並び、武田の三堅城といわれた岩櫃城も戦国時代の終焉と共にその役割を終えました。(東吾妻町が岩櫃城本丸跡に設置の案内板「岩櫃城跡 東吾妻町指定史跡」より)
JR吾妻線「郷原」駅前にあった案内図より:この地図に蛍光ペンで着色して、ところどころに矢印を入れました。点線の部分から山道に入りますが、総じて歩きやすい道で、道標も整備されており道に迷うことはなった…殿邸→二の丸→本丸→中城→尾根通り分岐点を経て登山口に出て、「群馬原町」駅方向へ行きました。(岩櫃城温泉で汗を流し一杯飲んで帰りました!この温泉のロケーションは最高ですね!)
 「郷原」駅は、無人駅ですがきれいに整備・管理されているようです…後方に見える山が岩櫃山。アップにした右端の写真の岩肌がごつごつしているところが天狗の懸橋あたりですかね?山頂からの眺めは最高、らしいです!
 郷原駅舎…雰囲気はありますね!  駅から線路に沿って左方向へ数分R145を歩いて、踏切で左に入る…
 踏切を渡り突き当りを右へ!岩櫃山登山は左折…古い民家の並びの前を通り、集落の外れに来て、ちょっと不安になりかけた時に、案内標示がありました!
 この縄張り図は、最初の地図の登山口のところにあった休憩所のところにあった案内板より拝借しました。これで全体の縄張り配置図を見ておいてください!  ひたすら歩いていくと道の終わり…そこに案内標示があった!
     
突き当りを左に入り登山道へ!
 
 このような道が続くが比較的歩きやすい…とくにこの辺は! 暫く歩くと再び案内標示が…
     
 ここを右へ…  この辺も歩きやすい… 一部、このようなけもの道が…
     
 暫く、歩く…登坂になってきた! 郷原から来て、大きく曲がって城跡へ…ここをまっすぐ行けば平沢地区に出る! 改めて、暫く歩く…
     
 この熊笹に覆われた道を進む!…それほど歩きにくくはない!  藪を出ると、開けた場所に出た…果樹園のような場所とビニールハウス跡のようなところ!
   
再度、案内標示を発見! この先の突き当りを左に行く…殿屋敷の標示が見えてきた!
殿屋敷曲輪跡らしい…
     
 暫く、緩やかな道を登る…  突き当りに出た…ここで城跡と群馬原町駅との分岐。帰りはここから群馬原町駅に向かった!
     
二の丸の近くに来た…すぐ左に深い堀(谷)が見える(右の写真)!  もう少しで、二の丸・本丸!
     
二の丸に上がる手前の見晴台(左の写真)から階段を上がり二の丸へ! 階段を上がってすぐのところ…二の丸の一部
     
 二の丸の標示柱  二の丸と本丸の間の堀 本丸上から二の丸方向を見る!
     
 二の丸と本丸の間の空堀!
     
本丸に上がってから、二の丸と間の堀を見下ろす…土橋が見える! 本丸上から岩櫃山方向を見る(虎口方向だが確認できず)…小さく見える人影は発掘調査関係者
        
 本丸での発掘調査風景…
 
  「岩櫃城本丸址」標示柱と説明板…  本丸の端の部分の土塁…この先は崖状のところに雑木・竹藪が!
        
  本丸の一部にあった「櫓台」の標示!一部判読不能。
 
   本丸を腰曲輪部分から見上げる!   本丸の一隅、居館があった場所…周囲には土塁が見える
     
腰曲輪の標示柱…
 
  腰郭より下(空堀)を見下ろす…   奥に見えるのは、「本丸址」柱のあったところ…ここを左に戻り二の丸方向へ  帰途、道の横の堀を見下ろす…
 中城跡の標示柱…かなり広い郭だ 
    
 登山口へ降りる途中に見た空堀
 
 郷原からの道よりはかなり歩きやすい道を降りてきた…ここで初めて、「クマに注意」の看板を見た。 ここが城跡への入り口
…直進は岩櫃山登山道
 岩櫃山登山口の柱…
     
 「岩櫃山登山口」と横に「岩櫃山城跡」の碑。ここに案内図もあり、こちらからのルートが一般的か!  天狗丸と岩櫃神社の案内標示…ここを上がっていくのだが、途中で断念! 
     
 この登山口には駐車場があり、アスファルト舗装の道が続く…右の道を降りると柳沢城・観音山方向 もうすぐ岩櫃城温泉くつろぎの館  これが岩櫃城温泉…コンベンションセンターが隣接。町営だがサービスはよかった!単純硫黄温泉
     
 岩櫃城温泉から徒歩5分位で「群馬原町」駅へ…大河ドラマ「真田丸」ゆかりの地ということで、宣伝幟が!  
     
アクセスJR吾妻線「郷原」駅から徒歩15分、或は「群馬原町」駅から、徒歩30分…いずれも登山口まで
 ※「岩櫃城ー群馬県吾妻郡東吾妻町 武田領内の三名城」をYouTubeにアップしました。こちらからYou Tube のページにジャンプして、ご覧ください。

ギャラリー