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一之江名主屋敷 東京都江戸川区春江町2-21-20 2015.4.30 訪問お知らせ


 ~ 築城主田島家? 築城年:江戸時代初め  遺構:堀、土塁 東京都史跡 江戸川区史跡 ~
一之江名主屋敷は江戸時代はじめにここへきて新田を開発した田島家の居宅です。江戸時代を通じて一之江新田の名主をつとめてきました。現存する主屋は安永年間(1772-1780)に再建されたものです。周囲に堀をめぐらし、屋敷林、屋敷畑、庭園を備えた、中世土豪的屋敷構えを伝えています。昭和29年の史跡指定から今日まで、旧所有者である田島家の努力により、ほぼ原状が保存されてきました。敷地環境の変化と老朽化が進んだため、平成元年から5年かけて建造物の解体復元修理をおこない、平成10年から11年にかけて、屋敷景観の整備を行いました。平成23年8月に江戸川区の所有となりました。この屋敷が最も整備されたと思われる江戸時代末から明治にかけての様子を、長く後世に伝えていきたいと思います。(平成23年9月東京都教育委員会・江戸川区教育委員会が現地に設置の案内板より)
アクセスは都営新宿線瑞江駅下車徒歩約15分。  バス通りから名主屋敷に入る角にあった標示柱…ここを入るとすぐ  入り口にあった案内標示…中に受付があり入場料100円
 バス通りから長屋門を見る…中世方形館であった。この門の左右にも堀が巡らせられていたが埋め立てられたようだ。
門越しに主屋を見る…
主屋内部遠望…  長屋門を入って突き当りの部分…主屋
     
 田島家に伝わった古文書群。1648年以降の約700点が現存。東京都指定有形文化財
 
 主屋を庭園側から見る…  屋敷林の説明…平成11年に整備された 
     
屋敷畑…薬草や自家用の野菜類を栽培
 
 屋敷神(稲荷社)…  北側の堀跡を降りて見る。可成り改変されているが、往時の名残が伺える… 
     
 北側の堀跡を上から見る…
 
 北側の掘を西方に進む…  突当りを左に曲がって東の方へ進む…
     
 庭園の南側の端の竹林と、隣地との境界のフェンス…(筍が伸びている)
     
「屋敷畑と堀」の説明…
 
 長屋門を入って右側の水路的な場所…当初は防備目的だったと思われるが、洪水時の調整池の役割も果たしていたのでは(説明板より)
     
 庭園整備の概要の説明板… 平成11年の景観整備にあたり築山と滝石組をそのまま保存することとし…等の説明
     
 庭園を回り、最初の屋敷畑があった場所に再び来た。真ん中の写真の土塁のような部分の右が当初の堀の部分になる…
     
 長屋門を斜めから見る…  右上の写真の屋敷畑を主屋側から見る…
     
 長屋門内部…
 
 一之江名主屋敷から5分のところにある、城立寺にある「石造釈迦如来坐像」(江戸川区登録有形文化財)寛文3年に田島家が寄進した由。…城立寺は一之江新田開拓の祖、田島図書英丈とその一族たちの菩提寺。   左の写真の左側にあった墓誌…一番右に田島図書英丈野名前がある
     
 墓誌の右側部拡大…
 
交通アクセス:都営新宿線 瑞江駅下車徒歩約15分
※「一之江名主屋敷」ーYouTubeにアップしました。こちらからご覧ください。

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